「自動車軽量化のためのアルミニウム合金高度加工・形成技術の開発」 (2002〜2006年度)
独立行政法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO技術開発機構)からの委託・共同研究として、平成14年度から5年間の予定で、自動車の軽量化に役に立つ、「成形性の良いアルミニウム板」、「アルミニウムと鋼の異材接合技術とその構造体」、更に「軽くてエネルギー吸収性能に優れたポーラスアルミニウム」、について、研究開発を行っています。
成形性の良い、又、超軽量で衝突時の安全性の高いアルミニウム材料を開発し、鋼とアルミニウムの異材接合技術を加えて、自動車用材料として導入・普及を図ります。そして自動車の軽量化を進め、その効果による燃料削減を通じて大幅な炭酸ガス排出量の削減を行います。 平成15年度までは、成形性評価の一つの指標であるr値、アルミニウムと鋼での接合強度、エネルギー吸収性能について、それぞれ中間の目標値をほぼ達成しつつあります。又、並行して、これらの技術の自動車部材への適用について具体的な検討をはじめています。 平成18年度までには、それぞれの研究開発項目毎に技術課題を解決し、最終目標を達成する事により、乗用車におけるアルミニウム使用量の増加の促進を図ります。 |